Celeron Dual-Core E3400 2.6GHz Over Clock

Celeron はオーバークロックの耐性が強く、たくさんのユーザーが高クロックに挑戦してきました。
数年前に、8GHz オーバーを達成したらしいです。液体窒素で冷やしながら...
というわけで、この Celeron E3400 をオーバークロックしてみました。
ここでは BIOS からの設定で行います。
ASRock G41C-GS の BIOS にもオーバークロック用のメニュー [ OC Tweaker ] があります。
Celeron E3400 は FSB 800 なので [ Auto ] で動作クロックは [ 200 ] MHz になっています。
E3400 は13倍が規定の倍率なので、200MHz x 13 で 2.60GHz ということになります。

BIOS OC Tweaker Settings BF
  1. [ DRAM Frequency ] は [ Auto ] でも良いのですが、一応 [ 333MHz DDR2_667 ] にします。

  2. [ Ratio CMOS Setting ] が [ 6 ] の最低値になっているので、[ + ] を押して Celeron E3400 の倍率 [ 13 ] まで上げます。(日本語キーボードと USキーボードは[ + ] の位置が違うので注意!
    [ Shift ] 押しながら [ - ] の隣の [へ] をオードリー春日のように「へっ!」と言いながら押しましょう。 そこが USキーボードの [ + ] です)

  3. [ Overclocl Mode ] の [ Auto ] を [ Manual ] に変更します。

  4. [ CPU Frequency (MHz) ] を少しづつ上げます。
200MHz x 13 = 2.60GHz (定格値)

220MHz x 13 = 2.86GHz

240MHz x 13 = 3.12GHz

250MHz x 13 = 3.25GHz

260MHz x 13 = 3.38GHz

266MHz で起動できない。

BIOS OC Manual



メモリの動作クロックも一緒に上がっていきます メモリクロックは、ベースとなるクロックに対する一定の比率によって決められます。 DDR2_667 は 333MHz の動作クロックを PLL から分けて貰い、 CPU も PLL から 200MHz がきているので 200MHz : 333MHz で約2:3の比率となます。
メモリもある程度オーバークロックできますが・・・

(ここでいう PLL(Phase Lock Loop) とは、水晶発振器によって作られた 14.418MHz のクロックが特定のクロックへ 変換される電子回路のことです。ここで作られるクロックは CPU によって異なります。 1333MHz FSB の製品なら 333MHz、1066MHz FSB の製品なら 266MHz、800MHz FSB の製品なら 200MHz のベースクロックとなります。)
BIOS OC Tweaker Settings AF
[ PCIE Frequency ] は不安定になるので [ 100 ] のままで。その下の電圧に関する設定はいじらない方が良いです。 電圧を上げてオーバークロックする場合は、熱で焼けてしまったり、最悪 爆発する危険性があるので覚悟の上で... 水冷より液体窒素...

[ CPU Frequency (MHz) ] の設定を上げるたびに [ Exit ] から保存終了して再起動を繰り返します。


マザーボード添付のソフト OC Tuner でOS上からもオーバークロックできます。


オーバークロックの結果
スーパーπ104万桁は 3.38GHz で 19秒、 3.12GHz で 20秒でした。
3Dベンチマークも [ 残念 ] から [ やや快適 ] になった。

Overclock 3.38GHz

現在は 240MHz の設定で 3.12GHz で使用しています。
DVD再生したり、ネットやりながらいろいろソフト起動しても安定しています。
CPU 温度は30〜35度、マザーボードも27〜30度くらいです。





ところでメモリの DDR2 と DDR3 の違いは?
DDR2 は1クロックあたり4ビット、DDR3 は1クロックあたり8ビットのデータ転送。
電圧も DDR2 は 1.8V、DDR3 は 1.5V に抑えられている。
DDR3 は速くなって熱もあまり出ない。賢いな。

デュアルCPU の場合、同じメモリを2つ搭載させると動作も速くなるそうです。
という訳で Team Elite DDR2_667MHz 2GB (TEDD2048M667C5) をもう一つ付けてみた。
スーパーπは変わらないが、3Dベンチ FPS 35 が 58 になった。


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